歴史とその使われ方

エッセンシャルオイルの歴史はとても古く、文献によると古代エジプト時代から使われていたそうです。

 

古くから治療薬と防腐薬としての効果が知られており、医療や宗教儀式の場には欠かせないものでした。古代エジプト人は死者の蘇りを信じていたので、死者があの世から戻ってきた時に、肉体が無くて困ることのないよう、亡くなった後の遺体をそのまま保存しておこうとしました。こうして作られたのが、有名なミイラです。ミイラは死者の肉体をエッセンシャルオイルに浸した清潔な布で包み、外気に触れないようにして保管します。その時に、遺体を覆う布に含ませるエッセンシャルオイルとして使用されたのが、ミルラとシダーウッドです。どちらのオイルも高い防腐効果で知られていたため、遺体を保管するには最適の薬と考えられていました。まだ化学的な防腐剤もない時代でしたが、人々は経験的に植物の優れた薬効を知っていたのです。その後何千年も経ち、王の遺体を保管したピラミッドは盗難にあい、ほとんどの遺体は盗まれてしまいました。

 

 

その時に布を取り払って遺体を見た墓盗人達は、生前の姿がよく保たれていることに驚いたといいます。有名なツタンカーメン王の棺を今の私たちが目にすることができるのも、植物の力のおかげだといえますね。

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